デジタルモノクロと銀塩モノクロ
Leica M9 / Summilux 50mm F1.4 2nd
このブログのほとんどはデジタル撮影されたモノクロを載せている 。
フィルムも載せたいが、スキャナが壊れているのでちょっと時間がかかりそうだ。
さて、昨今のデジタルの進歩はものすごい。
僕の所感では、600万画素で35ミリフィルム、
1200万画素でハッセルで撮ったTRI-Xと解像感がほぼ同じだ。
今使っているM9は1800万画素なので、ブローニーと4×5の間くらいの感じだ。
そう、4×5だと動きのある撮影は難しいが、
デジカメだと楽勝という訳だ。
デジカメはダイナミックレンジも広い。
フィルムではラチュードど言うのだが、
アンセル・アダムスのゾーンシステムでは印画紙に焼き付けできるのは
±2.5段と書いてある。
つまり5段だ。
デジカメのダイナミックレンジは9段くらいあるので、
普通に変換してしまうと銀塩プリントではあり得ないくらい階調が映り込む。
結果、気持ち悪い写真になる。
モノクロは黒を締める、という考え方がある。
要するにシャドー部をわずかな階調だけのこして完全に
潰してしまうのだ。
黒がしまっていないと「眠い」写真になる。
本ブログは意識して黒を潰しているが、どうだろう。
今回の写真はもう少し空が飛ぶ感じになるか。
これ以上の調整はコントラストの調整だけでは駄目で、
Photoshopのトーンカーブをいじる必要がでてくる。
(少しめんどくさいのです)
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トーンカーブをS字型にいじって、空を少し飛ばしてみましたが
なんと!
「web用に保存する」でsRGB、8ビット変換して保存すると
微妙なトーンは表現できないようです。。。